独疼

1645 痛みがあるのか苦しそうな顔。同時に吐き気もある。看護士から痛み止めと吐き気止めを促される。親父も従う。トイレでしばらく吐く。胃の中は空っぽ。吐いても出るものは何も無い。それだけに余計苦しい。背を摩ると背骨の感触がが痛々しい。今は痛みと吐き気が同時に襲ってくる。今日は腹水も抜いたらいしい。やはり抜く間隔が短くなってきた。本日3本目の痛み止め投与。若干の覚醒、苛々あり。

1825 仕事を切り上げ再訪。痛み止め、吐き気止めで落ち着いていた。少しホッとする。本人は到ってクール。何も無かったかの様。会話途中の別人は相変わらずだが一切の話が通用しないわけではない。まだまだコミュニケーションは充分とれる。途中いきなり起き上がりテレビを見始め「煩いな」と一蹴し再び横になる。本人も何をしているのか理解できないでいるのか。覚醒は本人の意思でもなく望んでいるわけでもない。あくまでも薬の副作用。そこを良く理解して接しなければならない。一時間ほど居たがほとんど眠っていた。時折寝言で目を覚ましていたがまた不思議な夢を見ていたのだろうと想像できる。

いきなり目を覚まし「もういいぞ!帰れ」
1930退室。